鬼界カルデラというのが大隅半島沖の50キロにある。これが今より7000年前に大噴火を起こした。九州一円の縄文文化はその災厄により滅びたというのが定説だ。おそらく日本列島にホモ・サピエンスが定住してから最大の噴火だったはずだ。
薩摩硫黄島を外輪山の一つとする巨大なカルデラが海底にある。
阿蘇カルデラも箱根外輪山もデカイがその噴火はたかが知れてる。ここの大噴火は西日本を覆うほどの火山灰を散らした。
このクラスの火山噴火はスーパーボルケーノとも総称される。破滅的なスケールの巨大噴火を起こした巨大な恐怖の的だ。世界には7つほどある。その栄えある一つが鬼界カルデラなのだ。
東日本大震災の後遺症で各地の火山が活性化しているようだ。自分としては南洋の火山が気になる。ロクに記録がないからだ。
南洋での火山活動の動きが自分としては気がかりである。
口永良部島と西ノ島はだいぶ距離があり、属する火山帯も異なる。しかし、5月30日午後8時23分に起きたマグニチュード8.1の深層地震はそれと関係があるのだろうか?
約682kmの深さで起きたこの規模の地震は観測史上初とも言われている。西ノ島と5月の深層地震の位置は海底山脈の連なりにあるのが下の海底地図(上の☆が震源で下が西ノ島火山)から読める。
ふーむ、北太平洋では火山も地震も不穏な動きをしているようだ。
鬼界カルデラと縄文文化の関係は下記のミズンの新刊で再読した。この本はかなり分厚のに売れているようだ。
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スーパーボルケーノはサイエンス・チャンネルDVDで学習できる。
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