身近な危険物となりかわった「空気」それなくしては生きていけないが、コロナウイルスのような有害物質をふんだんに含む「危険物」でもある。
その発見数は公害の世紀であった20世紀から、あからさまに右肩あがりだ。「気候温暖化」はその別なリスクであるが、あふれかえるほどの多くの情報がある。
しかし、空気の中の「有害物質=悪魔」については、たまさか、話題を呼ぶだけだ。
着実に人類を息苦しい生活に追いやっているにも関わらず、一般人は誰も振り返りもしない。
ここらで、空気の有害物質を系統的に調べてリスクを認知しておく潮時であろう。
その目論見書を提示しておきます。
1)レーウェンフック ミクロ世界の発見者
顕微鏡の出現と身近なミクロの世界の探検。「室内ミクロ地図」
2)大気と空気
真空の発見は大気の発見でもあった。トリチェリやパスカルの活躍
3)ミクロ生物
カビなどの菌類、ダニなど昆虫、微生物と病原体の認識、そしてウイルス
大気におけるミクロ生物の充満は、近代生活で高まった。
4)チリとアクタ
皮膚の脱落物によるクラウド、アスベスト、そして化学物質が舞う屋内。
室内でのダスト。美しくなる化粧と楽しい暖炉は苦しみのもと。
調理の副産物、たばこの煙、パウダーとおしろい
5)エアロゾルと大気循環
良い化学物質? 森林浴
6)チリと疾病
鼻腔と肺の構造と機能。吸気の行き先。鼻毛と点鼻薬。血流に何が溶け込むのか
喘息とコロナ。肺や気管支疾患、いわゆるCOPDの増大。
アルツハイマーと空中金属固定の可能性
公害の時代が過ぎ去ったと思うなかれ、これからやってくるのだ。
7)空気清浄機とエアコン全盛時代の到来?
大気は汚染物質だらけになるだろう。マスクは外出の必需品。携帯の空気清浄機
はスマホの次のヒットアイテム。アウトドアのリスクは膨れる。温暖化と豪雨
突風と大気の有毒化。引きこもりが脱カーボンで安全な生活様式になる。
人類総引きこもりが21世紀後半の日常になるだろう。