表題の問いについては、おおよその見当はついている。
いくら偉大であってもピタゴラスやアルキメデス、ニュートンやガリレオではないだろう。いくら天才でもガウスやヒルベルトは登場することはないだろう。
古今東西で人気と偉大さを兼備した科学者であり、現代への影響の大きさを含めるとなるとこの二人のどちらかだと思う。
では、どうやって比較する?
ここは自分の蔵書タイトルの数で比較してみた(自然科学分野の書籍は無作為に集めているはずだ)。タイトル選別の判定基準はタイトルに科学者の名があるかどうかというシンプルなルールだ。本の内容に含まれるとなるとカウントしようもない。
個人蔵書2万冊を対象にして計測した結果はこうだ。
アインシュタイン 30冊
ダーウィン 25冊
やはりアインシュタインの勝利である。
アインシュタイン自身の著書もあれば、その理論の解説もある。伝記の類いが多いのが特徴だろう。彼の個性も人気の的だったのだ。天才科学者、科学者の鑑、天衣無縫の人。バックトゥザフューチャーみたいなSF映画での科学者モデルでもある。
ダーウィンの集計にはダーウィニズムも入れた。もちろんダーウィン自身の著作もある。進化論は26冊なので、それを入れるとアインシュタインを凌駕することになるが、ここは外している。ちなみに、相対論を含む書籍は14冊で進化論の圧倒的勝ちだ。
ニュートンは5冊でガリレオ10冊に負けている。科学史的にはガリレオの方が目立つのだろう。ファインマンは9冊、レオナルド・ダ・ヴィンチ本は8冊あり、いずれもニュートンより上位だった。ニュートンのほうが格上のはずであるはずだけれども。
意外にもアリストテレス本は17冊あり、そのランキングはベストファイヴに入るかもしれない。
著名な科学者は星の数ほどいるが、どうもアインシュタインとダーウィンはぴか一のようだ。
諸兄はどう評価するであろうか?