サイエンスとサピエンス

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調和級数の一般化 その後

 前のブログで記したように調和級数は任意のxでの値を計算するように一般化できます。その定義式はポリガンマ関数とオイラー定数を用いて、こうなります。

 これで、1/2や1/3での調和級数を計算できるのです。


ここまでは前回のおさらいです。

さて、これを1から1/2...1/10まで足すとどうなるのでしょうか?

雑然とした値ですねえ。実は無限大(分母を大きくすると)の和は発散してしまいます。各項は順当にゼロに近づいてはいくのですが、総和は緩やかに発散です。

オイラー定数の定義をみならって、こんな極限を数値計算してみました。

これも敢無く発散してゆくようです。誰か検算してみてください。

最後にこれを。

じつはある理由から、オイラー定数を含むこの値に近くなるだけど。余白がないのでここには書けない!