11月13日付けの産経新聞系に「太陽元気なし 寒冷化予兆 11年周期の磁場転換起きず、黒点も最少」という記事が出ている。
大気圏の上層部はそれなりに毛布のような暖房効果を持つという。それが太陽活動の低下でそうでもなくなってきてるのだろうか?
それにつけてもおやつはカール、ではないけど、冷える季節になると寒冷化の記事が出て、どこかに巨大台風が来襲すると温暖化の効果と翌日には書き立てる。
節操が無いのがジャーナリズムなのであろうけど、真面目な市民は右往左往するだけだ。
本当のところは、誰にもどうなるか先が読めないということであろう。
温暖化効果をもたらす二酸化炭素は増えてつつあり、海洋表面温度は上昇しているのはおそらく事実であろう。
その一方で、21世紀になって気温上昇基調には変化がないがその上昇率が低下しているという報告が出ている。
なんとも紛らわしい事態だ。
太陽活動の低下とどういう関係にあるかといえば、こうサマライズしてしまえるのかもしれない(どっちにしろ正確な予測など困難なのだし、定性論でもいいだろう)
11年周期で回復するはずが黒点が戻らない → 大気上層部の気温低下
海洋温暖化の継続 海洋表面温度は上昇基調である → 低高度での気温上昇
そうなると、天気予報のお姉さまたちのよく口にする、不安定な大気が頻発する。
だから、温暖化と寒冷化が大気圏の上下で同時に起きれば、天候は大荒れになるであろうと乱暴な結論を出しておこう。