アメリカの代表的発明家で「エジソンの後継者」と呼ばれるレイ・カーツワイルは数年前に「ラモナ」という名のAIキャラクターをパートナーとした講演を行った。三人の大統領から賞を受けている。
ラモナは25歳の女性ロックシンガーという設定だ。彼らはコンビで聴衆とやりとりする。当時としては革新的なイメージを与えた。
彼の発明というのは「フラットベッドスキャナー」とか「視覚障害者用テキスト=音声変換装置」「豊富な語彙の音声認識システム」などなどだ。(個人的にはエジソンには及ばないような気がする)それでも、天才的発明家なのは間違いない。
しかも、天才的に稼いでいる。
彼は「新しいだけの発明」には重きを置かない。時代が必要として、その発明が普及すべくして、世界が待ち受けている、その時を狙って発明品を投入すべきだという見解を表明した。それをベースに技術論的未来学を構想したのが、「シンギュラリティ」なのだ。まさに自分の成功体験を理論化したのだ。
ラモナの映像はこの動画に登場する。しかし、もはや古色蒼然という感じがある。かのセカンドライフのレベルだ。
カーツワイルは未来学者としても知られている。
- 作者: レイカーツワイル,Ray Kurzweil,田中三彦,田中茂彦
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